騙りに優しいブログ

人狼ゲーム(12A猫配役)や将棋で思ったことを書くだけのブログ。更新頻度はかなり適当。

角交換四間飛車のススメ

単発記事です。初心者向けの内容です。

 

ブログ更新が三日坊主になりそうなKytesです。

将棋に興味は持ったはいいけど、どんな感じに指せばいいのかわからないなんて人結構いるんじゃないかなって思います。

そんな人に対して角交換四間飛車が一番おすすめかなと思います。

大体こんな感じです。

shogiwars.heroz.jp

 

 

メリット

①覚えることが少なくて済む。

一番のメリットがこれです。

将棋ってとても複雑なゲームで先手番でしか使えない戦法、後手番でしか使えない戦法というものがいっぱいあります。その中で角交換四間飛車は先手番でも後手番でも使うことができます。対局序盤である程度定跡に沿って指すことができるのは指していて安心できると思います。

 

また、相手が角交換四間飛車を恐れて角交換をしたがらない場合もあります。その場合は相手が居飛車の時はノーマル四間飛車、相手が飛車を振ってきた場合は相振り飛車にしましょう。

 

角交換四間飛車やるために3つも覚える戦法あるじゃんとか思うかもしれません。が、他の戦法だと派生ルート含めて最低でも3つ以上の戦い方を覚える必要があるので勉強量に関しては角交換四間飛車を主体に進めるのが一番少なくて済むと思います。

現在居飛車に手を出して成績がボロボロになってる私が言うのだから間違いありません。

 

 

   

 

②硬い片美濃囲いに組める。

角交換四間飛車では片美濃囲いに組むことが基本です。片美濃囲いは3手という超短手数で組むことができる上に、手数の割にはかなりの堅牢さを誇ります。

相手からの攻めを気にせずに攻めに専念できる環境を作れるのは初心者にとっても安心できるポイントです。

 

 

③相手に穴熊を組まれにくい。

こちらから角を交換する関係上、駒の偏りが発生しやすい穴熊を牽制することができます。相手が無理やり穴熊を組んできたら、相手陣の隙を見つけて角を打って馬を作り相手の攻め駒をいじめにいきましょう。

 

 

 

 

 

 

デメリット

①攻撃力が低い。

角交換四間飛車を使っていると戦場が7、8筋中心になることが多く、捌いた後も5、6筋の歩は定位置のままなんてことになりがちです。

これが終盤戦の寄せ合いにおける攻撃力の低さという部分で結構足を引っ張ります。

相手玉は2筋にいて囲いは3、4筋にいるにもかかわらず歩の応援が効かない。なんてことが頻発します。歩の手筋が使えないことがどれだけキツイことなのか、角交換四間飛車を使っていると嫌という程実感するかと思われます。

 

 

②駒組みに注意しないと馬作られてめんどくさいことに。

早いタイミングで角交換をする関係上、どうしても駒組が制限されます。

上記でも書かれていた攻撃力の低さを改善しようとして5筋を付いたら5三に角を打たれたり、守りを固めようと左金を動かしたら7一に角を打たれるのは角交換四間飛車あるあるです。

こちらが角をいつでも敵陣に打ち込める代わりに、相手も自陣に角をいつでも打ち込めることを考えて駒組みをしなければなりません。

 

 

③攻め駒を相手に渡すと片美濃も意外と脆い。

えっ、美濃囲い硬いって言ったじゃん。言いましたよ。相手の美濃崩しをきちんと察知して対応できればです。角交換四間飛車で気持ちよく飛車角銀桂を交換したはいいものの、自陣の下段に飛車を下ろされてから△4八銀、▲同金、△3九角と要の金を取られて美濃が崩壊したり、斜めラインに角を設置された挙句△3六桂と桂馬を打ち込まれたりなど無対策だと片美濃はあっさり壊されます。

覚えたての角交換四間飛車やって駒捌いた後に相手から美濃崩しを食らって泣いた私が言うのだから間違いありません。

 

もちろん、相手の攻め筋そのものを駒を埋めることで未然に防ぐことは可能です。ただ、自陣に銀や桂馬を打ち込むとただでさえ足りない攻撃力がますます足りなくなるなんて悪循環に陥りがちです。

 

 

 

 

 

とはいえ、万能な戦法というのは存在しない訳でありまして、その中で将棋の戦法におけるメリットデメリット、攻め方守り方のイロハといった要素がきちんと詰まってる角交換四間飛車は将棋におけるスタンダードデッキみたいに見ているので初心者にはおすすめしたい戦法です。

このブログを見ている方がどれだけいるのかは分かりませんが、将棋に興味を持った方は是非角交換四間飛車から初めてみてはいかかでしょうか。