騙りに優しいブログ

人狼ゲーム(12A猫配役)や将棋で思ったことを書くだけのブログ。更新頻度はかなり適当。

2023/4/13 さざらんすさん戦

4月13日にさざらんすさんとフレ戦致しました。
当時自分が考えていたことなどをまとめてみます。


手番:後手
戦型:三間飛車穴熊vs対振り持久戦(銀冠)
結果:負け

 

shogiwars.heroz.jp

 

序盤
さざらんすさんと指すのが今回初めてだったのでどんな展開になるのか楽しみにしていました。
7筋に振ってきて三間飛車の対抗系の出だしになりました。
当時のKytesは穴熊に組んではボコられ、穴熊に組んではボコられを繰り返して穴熊戦法に自信が無くなっていた時期だったので、持久戦しつつ上から玉頭戦を仕掛けることができる銀冠に組むことにしました。
話は変わりますが、Kytesは穴熊よりも銀冠の方が好きです。
理由は単純明快で右辺で失敗して攻め込まれても玉頭からわちゃわちゃしてを繰り返して逆転勝ちというのができるのが好きなので。
穴熊は攻めの技術がないと使ってても強みである遠さが生きないというのは感じています。
攻めの技術も上げたい所ですね。それはさておき、順当に銀冠を組んだら39手目に▲3五歩と仕掛けられていきなり開戦。
さざらんすさんの駒組みを見ればわかりますが、振り飛車穴熊は美濃と比べると色んな筋から攻めることが強みですね。

 

中盤
▲3五歩に△4五歩、▲3四歩と玉頭戦仕掛けようとした後手に対しに真っ向から迎え撃ってやんよと言わんばかりに一気呵成に攻めかかる先手という構図に。
損害をだしつつも攻め合いの流れで銀冠の囲いの金銀を前に出したら、相手も▲3八飛と回って決戦に。
玉頭戦を狙う&相手の飛車の捌きを抑え込むために△3六歩と打って▲同飛、△3五銀、▲3七飛、△3六歩と先手を取りましたが、玉頭戦は歩の価値が高いので飛車を抑え込む過程で歩切れになったので苦しさは感じていました。
58手目の△7四歩は将来的な右桂馬の活用と、7六で飛車先を抑えている角を狙ったわかりやすい手。
△7五歩、▲6六歩は振り飛車党らしいギリギリで捌くって感じの手で、私が振り飛車を指してた頃はギリギリまで耐えてからシュパーン!みたいな手結構狙っていたなぁと懐かしさを感じました。
この手に対しては△6六銀で角交換拒否&角取りの一手。
こちらとしては長い戦いに持ち込んで玉頭戦を間に合わせるのが狙い&△6六銀の形は一時的に銀ばさみの状態ですが、△7六歩と歩切れを銀ばさみを将来的に解消できると判断して指しました。
この手が以外だったのかさざらんすさんは2分半近くの長考に沈むことに。
長考の末に指した手はまさかの▲4五歩。
てっきり▲5一角と引くものだと思っていたので全く想定してなかったのでビビりつつも△7七銀成、▲同桂と角銀交換になりました。
この時点では玉の硬さに差がありつつもいけるんじゃないかって思ってました。

この時点では🚩

 

終盤
お待ちかねと言わんばかりに△8六飛と走りましたが、67手目の▲4四銀打が敵陣のど真ん中にぶち込む強烈な銀打ち。
ここで△同銀と取って清算して局面を落ち着かせようとしましたが、これが敗着となり藪蛇になりました。
ここでは△4六歩と飛車を抑え込むのが正解でした。

本譜では△同銀、▲同歩で飛車先を伸ばされましたが、当時は△4六歩、▲同飛、△4五銀、▲3九銀と飛車をはじいて持久戦に持ち込むことを想定しておりこの時点では何とかなると思ってました。

ところが、72手目の△4五銀に対して▲同飛

へ?

この時点でかなり嫌な予感がしましたが、取らない択は存在しないので△同金と飛車銀交換になりました。
その後も4四の拠点の歩を生かして▲4三銀。ここで△同金は▲同歩成が厳しいので△4四角と歩を払って、▲3二銀成、△同玉。
玉は丸裸にされましたが、相手の攻め駒を全て消すことができました。
ここで反撃に・・・と思った瞬間。

▲3四銀

あれ?相手の持ち駒は金銀が2枚あるので・・・

これ詰んでませんか!?(実は詰んでいません)

何ということでしょう。事の重大さにこのタイミングで気が付きましたが既に収集がつかなくなってました。
30秒近く悩んだ末に△4二玉と逃げましたが(ちなみにここもミスっていて敗勢とはいえ少しでも手数を伸ばすなら△4一玉と逃げるべきです)、▲4三銀が後手玉を逃さない冷静な一着で、△5三玉、▲5二金と尻金で歩以外を使い切る綺麗な詰みで仕留められました。
飛車角を切った強引な攻めを成立させる穴熊の強さを見せつけられた敗北となりました。


感想戦
さざらんすさんとDMで感想戦を行ったのですが、62手目の△6六銀で次に何を指すかについてかなり悩んでいたらしくて劣勢を意識してたらしいです。
代案で出した▲5九角については割とありだか、角が捌けるかがちょっと不安とのこと。

左辺の駒を何かと交換したがるのは振り飛車党あるあるだよねーと内心で思ってました。

ここで私の振り飛車党時代の話を1つ。
振り飛車指していた頃は桂と銀の交換はそんなに不利じゃないって思ってました。
美濃囲いが基本硬いので多少駒損しても攻め合いになればそこまで悪くないという認識で指していました。
はっきり言ってしまえばいい加減に指しても何とかなっていたんですよね。

そんな気持ちで居飛車党に代わったのですが、まあ勝てない勝てない。
居飛車はいい加減に指すと簡単に悪くなる上に、立て直しが効かないことが多くて勝率めちゃくちゃ落ちて気持ちが沈むことがありました。
そこから対局に取り組む気持ちが変わったかなってのがあります。

1手1手の意味をきちんと考えて指す。そしてこれを徹底する。

実際は勉強不足もあって緩手悪手のオンパレードなのですが、少なくとも気持ちの面では意識してできるようになった気はします。

今は居飛車の勉強がしたいって気持ちが強いのでしばらくは居飛車をやり続けるとは思います。
しかし、振り飛車をまたやるってなった時に、今までみたいにさざらんすさんみたいに振り飛車においてもきちんと1手1手の意味を考えて指す振り飛車ってのを意識して指すようにしたい。
そう思う対局になりました。

さざらんすさん、対局ありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願い致します。

そして、記事作成が遅れに遅れて申し訳ありませんでしたぁぁぁ!OTL