騙りに優しいブログ

人狼ゲーム(12A猫配役)や将棋で思ったことを書くだけのブログ。更新頻度はかなり適当。

2023/04/05 将棋ウォーズ

2023年4月5日の棋譜見返しです。

名人戦がいよいよ始まりましたね。

個人的に注目しているポイントは2日制の午後のおやつに飲み物しか頼まない藤井先生が、名人戦の夕食休憩に何を頼むかです。*1(棋譜を見ろ)

 

第1戦

手番:先手

戦型:陽動振り飛車

結果:勝ち

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序盤

相手との対局開始前に原始棒銀が得意戦法と教えられたので矢倉に組んでガッチリと組み合うことにしたら12手目に△2二飛と回られてこれ陽動振り飛車だー!って焦りました。棋譜を見返してみても5段目までに伸びてきた歩を無視して左美濃に組むわけにはいかないので、陽動振り飛車厄介な戦法だなーと実感しました。

 

指し手で反省しなくてはならないのは29手目▲3六歩。先日向かい飛車の勉強をした際に、

  1. 左美濃かelmo囲いに組む
  2. 組んだら▲3七桂と上がって2筋を補強
  3. ▲4六歩と突いて相手の角道が逸れたら4五歩と仕掛ける
  4. 1~3が出来ていれば向かい飛車相手に作戦負けはしない

と覚えたまではいいものの、桂馬の活用ばかりに目が一手△4五銀と出られた時に歩を掠め取られることが頭から抜け落ちてしまいました。本譜では▲3八飛と飛車を寄って銀成を甘んじて受け入れる代わりに、飛車の捌きを狙うことにしました。

 

中盤以降~

結果5段目で浮いていたのが功を奏したのか、44手目の△9五歩の相手からの端攻めを逆用して飛車を捌くことに成功しました。

 

その後は陣形差を生かして角得と飛車交換に成功し、相手陣に飛車を打ち込めるようにして勝ちました。陽動振り飛車の強さと、駒組の迂闊さを反省する経験をすることができました。

 

 

 

 

 

その後、

Kytes「陽動振り飛車って強そうなのに何で流行らないんだろ?」スマホポチポチ

ブログ記事「陽動振り飛車は矢倉穴熊にすれば大体勝てる」

Kytes「そっかー・・・そうだよなぁ・・・」('・ω・)

 

 

 

 

 

第2戦

手番:後手

戦型:四間飛車vsミレニアム

結果:勝ち

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序盤

ノーマル四間飛車vs対振り持久戦という親の顔より見た光景。親の顔をもっと見ろ

7手目の▲6二玉を見て藤井システムは来ないと判断し、△5三銀と持久戦に備えることにしました。相手が玉頭銀を匂わせてきたのですぐに右銀を4四地点に設置して相手の角道を牽制。それを見た相手はすぐに仕掛けるのは無理筋と判断したのか▲4六歩、▲3七桂と力を溜めて対応。玉を角筋に入れるのが嫌&最前線の銀が危ないと判断したのでミレニアムに組むことにしました。(ちなみにミレニアムをまともに組むのはこれが初めてだったりします)初めてミレニアムを組んだ感想は角道が玉に直射しないメリットの大きさを実感した一方で、3四地点の桂頭が弱いのが気になりました。

 

中盤以降

その後は銀交換からお互いの飛車角の捌き合いになったものの、こちらの△8三角が相手の竜を狙いつつ、次の手番に△4七銀から▲同銀左、△同角成、▲同銀、△4九竜と美濃囲いを崩す狙いを秘めた良い自陣角。本譜では角切りから自陣で威張っていた竜を素抜いてこちらの飛車金銀と相手の角桂の交換&自陣の安定度から明快に有利になりました。最後は2枚竜で美濃囲いを食い荒らしにいって勝利しました。

 

今回の棋譜は特に大きなミスもせず(Kytes基準)きちんと勝ち切ることができました。今後もこういう棋譜を積み重ねたいと思いました。

 

 

 

 

 

第3戦

手番:先手

戦型:四間飛車vselmo囲い

結果:勝ち

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斜め棒銀ってどーやるんだっけ?

 

定跡の勉強不足を露呈する中盤戦になってしまった・・・

 

序盤

前の試合と同じく親の顔より見た四間飛車vs対振り持久戦・・・と想定していましたが、事前に△4三銀と上がられて玉頭銀を見せられて少し困りました。△4三銀の前にこちらが指した手は▲7八玉でしたが、持久戦にするなら△4二銀と上がった時点で▲5六歩と上がって左銀を上がる準備をするべきでした。何気ない序盤の駒組で苦しんだと同時に駒組の意図を勉強する良い機会になりました。結局、本譜では▲6八銀と上がって急戦含みで玉頭銀を牽制しつつ、▲7九金とelmo囲いに組むことに路線変更しました。

 

中盤

本譜では▲4五銀と斜め棒銀の要領で仕掛けていきましたが、▲3五歩と突いた後にどう指せばよいのか分からず本譜では▲3八飛と回ってしまいましたがこれがミスです。

ちなみに正解は、▲2四歩か▲3四歩です。

 

美濃囲い&四間飛車4三銀型で斜め棒銀を成功させるには、

▲2四歩の突き捨てを入れてから、▲3四歩、△同銀、▲3八飛と力を溜めるのが正解。

以下、△4五歩、▲3三角成、△同飛(△同桂は▲3四飛)、▲2二角、△4六歩、▲3三角成、△同桂、▲3四飛とお互いの駒が捌き合いになった時、後手から△4三金と先手の飛車成りを防ぐのだけどそこで2筋の歩を突き捨てておけば飛車が▲2四飛と回って飛車の成りこみが防げず先手十分とのことです。

まあ、今回はお相手は高美濃囲いだったので▲3四歩からでも大丈夫だったわけですが(高美濃囲いだと△4三金が指せない)

 

話は戻って本譜では▲3八飛と回ったタイミングで△2二角と当然のように角を引かれてしまいお互いの飛車銀が硬直状態になってしまいました。

結局しびれを切らした相手から△3五歩と局面を動かされました。その後はこちらが角銀、相手が飛車桂の交換となって駒割りはほぼ互角。しかし、攻めの拠点の成銀を4三地点に作ることができて、こちらがやや有利かなという展開になりました。

 

終盤

その後、相手から上下に猛攻を受けますが何とかいなしていって相手の攻めを切れ模様にしますが、序中盤の長考が祟ってこちらの時間が切れそうに。時間に追われながら防戦の過程で貰った飛車を下段に下ろして、角を4四にセッティングして相手陣を何とか破壊して受け無しにしたものの、こちらは10秒もないって状況に。相手に王手ラッシュを食らって切れ負けかなー、なんてぼやいていたらお相手が投了。こちらの勝利となりました。

 

切れ負けに追い込んでもよいのに投了を選択して相手様潔いなと思いました。

自分?王手ラッシュで時間勝ち狙いますよ。

 

本日の結果は3勝でした。対局に反省点は結構ありましたが、久しぶりにここまで勝つことができたので嬉しかったです。今後も頑張っていこうと思います。

*1:結局おにぎり2つでしたね。