騙りに優しいブログ

人狼ゲーム(12A猫配役)や将棋で思ったことを書くだけのブログ。更新頻度はかなり適当。

2023/04/06 将棋ウォーズ

2023年4月6日の棋譜見返しです。

第81期名人戦第1局渡辺名人も藤井竜王もお疲れ様でした。

今後も素晴らしい熱戦を期待しております。

 

第1局

手番:後手

戦型:角換わり

結果:負け

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序盤

5手目の▲4六歩と銀から動かすんだーなんて思っていたら▲4八飛といきなり右四間飛車宣言。ひとまず、相手から5六角と棒銀殺しにくる手筋が当面無くなったのを見てこちらは棒銀を仕掛けにいくことに決定。しかし、いきなり仕掛けるのも反動が怖かったので玉を2二に囲ってから戦いを仕掛けにいくことにしました。右四間飛車のあたりを避けるために割りうちを対策のへこみ矢倉でいきました。ただ、駒が偏る=角を打ち込まれるというデメリットもあるので指していて怖いなーと思ってました。

 

中盤

36手目に飛車先&2筋を攻めるワイドの角打ちを敢行しましたが、▲4五歩と冷静に止められて角の可動域が狭くなり逆に忙しくなってしまいました。ここは素直に▲9五歩と素直に棒銀を仕掛けにいった方が良かったです。

またその後の対応も問題で本譜では無理矢理2筋を狙うために△4四歩と反発しましたが、▲5五銀と角を標的にされて却って相手の攻めを誘発する結果に。

しかし、何とか角をただで取られてはいかんと何とか粘っていたら相手も馬を作られることを防ぐために45手目に▲3六角と角交換になりました。

今度こそ馬を作るとと言わんばかりに△2七角と敵陣に打ちました。が、これが敗着になりました。これには▲4七金がピッタリでこちらの角の逃げ道が無くなり角損が確定しました。この手を見てこの対局の負けを悟りました。

 

終盤

悪あがきと言わんばかりに△9五銀と今更棒銀を敢行。何とか端を食い破ったはいいものの、金銀のバリケードが硬すぎて手詰まりに。その後おなじみ棒銀破りの▲5六角を食らって慌てて縦に逃げて△2四歩と飛車先を破ろうとしたものの、△8六銀が成香を狙いつつ歩を取り込むピッタリの受け。その後▲8五銀と飛車も捕縛されそのままゲームセット。

 

相手に丁寧に受け潰されたのと同時に角打ちと棒銀の対応がまずいことを痛感させられた対局でした。

 

 

 

 

 

第2局

手番:後手

戦型:一手損角換わり

結果:勝ち

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序盤

相手が▲4八銀と横歩取りを拒否ってきたのでこちらから角交換を敢行。一手損角換わりになりました。そして驚いたのは13手目の▲5六歩!角換わりでは5筋を突くなという格言があるぐらいなので、きちんと咎められればこちらが良くなるんだろうなとは思いつつもどうしたもんかと悩みました。ひとまず6二に銀を配置して角の両取りの筋を消してから目の前に落ちている横歩を拾うことにしましたが、△8二角と桂香をボロボロ取られるのではっきり悪手でした。*1今回は咎められなかったので何とかなりましたが迂闊な手でした。

 

中盤

△6三銀と腰掛銀を目指そうとしたら▲5五歩からの▲5八飛と中飛車に展開。ここで相手が何故序盤に5筋を突いたのかが分かりました。ここで相手陣に隙が出来たと思って△2七角と打ちました。が、これも悪手でした。以下▲4八金、△3六角成で馬を作って調子が良いかと思ったら▲4五角がヒモがついていない6三の銀を狙いつつ、△同馬、▲同桂と先手の攻めが続く調子のよい手。見落としに気づいたので仕方なく△同馬、▲同桂、△4四銀と耐える順を選ぶことに。その後、相手が▲4六歩と桂馬の土台を作った手を見て今度こそと言わんばかりに△2八角と馬作りを敢行。これが上手くいき香得に成功。この香車が後に活躍することになります。

 

終盤

しびれを切らした相手から▲5五歩と仕掛けられましたが香車を持っていたおかげで、清算後の△5四香が痛烈なカウンターが決まりました。相手は▲5三桂と成り捨てるものの△同馬と冷静に引いて受け潰しに成功。相手は飛車を逃がそうとするものの△4五飛、▲4四銀、△8五飛、▲8四歩と飛車を捕縛した所でお相手の時間切れによる勝利となりました。

 

最終局面は攻めを切らして飛車も捕縛してこちらが明快に優勢でしたが、道中危うい指し手がいくつもありました。特に角換わりで横歩を取る場合は要検討するべきだと痛感しました。

 

後、最後の▲7一銀は誰がどう考えったって△同馬でよかったです。手拍子で指す所を反省しろKytes。

 

 

 

 

 

第3局

手番:後手

戦型:角換わり

結果:勝ち

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序盤

横歩取りの出だしから始まったものの、相手が▲2二角成と拒否ってきたのでこちらが手得した角換わりになりました。相手が早々に▲4六歩と突いて腰掛銀を目指してきたので、こちらも互角に戦える腰掛銀を目指しました。お互いに4八金、2九飛型のバランス型にしてどこで仕掛けるかの探り合いになりましたが、▲1八香と露骨に雀刺しを狙ってきたので、玉を4二に構えたまま△6五銀と銀をぶつけて開戦しました。

 

中盤

相手が▲同銀と応じたので、△同桂、▲8八銀、△8六歩と飛車先の歩を切ってから△4七角とセオリー通りに銀を捨てて・・・

 

4七角!?

 

何ということをしてくれたのでしょう。銀と角を打ち間違えて相手に角のプレゼントです。これぞ匠の技術ですね(笑)

仕方ないので銀の千鳥を生かして△7二銀と飛車金取りを敢行。相手は飛車を逃がして結果、金を取りつつ成銀の作成に成功しました。

54手目△2八金は指すかどうかかなり悩んでいました、理由としては、相手からの端攻めはこちらの玉が遠いので敢行されてもそこまで痛くなさそうなのと、金がそっぽに行ってしまうので打つ価値があるのかと悩みましたが、結局打つことにしました。その結果金そっぽと引き換えに香車と相手の飛車のニート化に成功しました。そして、この香車がまたしても最後に役に立つことになります。

 

終盤

60手目、攻めが切れそうだと判断して△5七成桂としましたがこれは悪手でした。当時は香しか持っていなかったので△5七成銀、▲5九玉とされた時にどう攻めを繋げればよいのか分かりませんでしたが、実際は△5四香と力を溜めれば攻めは十分に繋がりました。本譜では△5七成桂、▲7七玉、△3七成銀、▲7五歩と上部開拓を許すことになりました。

後は相手が入玉を果たすかこちらが捕まえきれるかの勝負になりましたが、相手の▲4四歩を逆手に取って△同銀と出て行った手が相手玉の封鎖に大活躍する福音となりました。最後は何とか持ち駒の桂香を生かして即詰みに打ち取って勝利しました。

 

本譜は何とか勝ったものの、匠の技術(爆笑)に加えて、63手目に▲9八銀や▲9七銀とか指されると桂香だけで7~9筋のバリケードを突破するのは容易ではなかったのでかなり怪しくなっていたと思います。

 

今日の結果は2勝1敗でした。

勝ち越したものの、全対局反省するべき迂闊な指し手があってまだまだ未熟であると痛感しました。この対局を糧にして今後も頑張っていきます。

 

*1:ソフトだと+900点の悪手